NDソフトアスリートクラブ

昨年はどんな一年でしたか。

日本に来たのは8月だったのですが、新型コロナウィルスの影響で大会のキャンセルが相次ぎ、なかなか困難な一年でした。

昨年の一番いい思い出は？

世界クラスのマラソンに参加し、自分の将来において、よりマラソンに重点を置いていきたいと思うようになりました。そのきっかけを手にしたことでしょうか。

昨年の東日本実業団駅伝の感想をお聞かせください。

出場できたことは非常にうれしいです。全力で取り組みましたが、ニューイヤー駅伝への出場は叶いませんでした。チームプレイなので全てのメンバーがベストを尽くすことが必要です。今年こそニューイヤー駅伝に出場し、実績を残すべく、チームメンバー一人ひとりが最高のパフォーマンスができるようにしたいです。メンバーのモチベーションを上げられるように自分も働きかけていきたいと思っています。

アレックス選手自身の走りのモチベーションは？

（陸上の）チャンピオンを見ることだと思います。チャンピオンの成功を目にすると自分もより一生懸命練習したくなりますし、それが積み重なれば、いつか自分もチャンピオンになれる。それがモチベーションになっています。

アレックス選手にとって「走る」って、どんなことですか。

走ることは日常生活の一部です。自分の「人生」は、「走ること」とイコールだと決めたんです。だから走ることに集中する。走ることこそが自分の究極のゴールだと思っています。

「人生」と「走ること」がイコールだと決めたのはいつですか。

高校生の時に自身の走りの才能に気がつきました。教室で座っていても、時間が経つのを感じるといてもたってもいられず、そのまま教室を出て走り出すようになりました。その頃から、教室の中でも外でも、どこにいても走るということが自分のすべてになりました。

かっこいいなと思うもの、影響を受けたものについて教えてください。

若い頃、有名なケニアの選手についてたくさんの話を聞きました。国際的に非常に有名になって実績を出したその選手たちは、国のため、また地域・コミュニティのために尽くしたんです。自分もそういう選手になりたいです。

強さとは何だと思いますか。

強さとは、一生懸命取り組むこと。決意と集中です。「これをしよう」と一旦決めたらやり通す。一生懸命やる。傾注する。十分なトレーニングを積んでおけば、本番でも恐れは生まれず、逆に「自分ならやれる」という気持ちが湧いてきます。それこそが自分の強さのもとです。

今、ご自身の自信はいかがですか。

はい。自信に満ちています。

走りの大義は？ アレックス選手は何のために走りますか？

難しい質問ですが、自分は平和を愛する人間です。走っている時は平和を感じ、幸せな気持ちになる。それが走りの大義でしょうか。

ケニアへの想いをお聞かせください。

どんなトレーニングをしている時でもケニアでは自由で、平和な気持ちになれる。そこが素晴らしいところだと思います。

尊敬する人はいますか？

自分の考えでは、身体やその他さまざまな大小に関わらず、全ての人を尊敬しています。

日々の楽しみについて教えてください。

3つあります。1つ目は他の人たちと交流し、交友関係を築くこと。2つ目は今、NDソフトでしているように他の選手と共にトレーニングをすること。3つ目は、いろんなところに旅行することです。

好きな旅行先はどこですか？

1番好きなのは日本です。初めて日本に来た時どこも美しかった。その気持ちは今も変わりません。日本のいろんなところを旅行してみたいです。2〜4番は欧州圏、ドバイ、ケニア。5番目はまだ行ったことはないのですが、アメリカ合衆国に行ってみたいです。

アスリートクラブのいいところを教えてください。

このチームの素晴らしいと思うところはチームワークです。練習にしても、チームメンバー、コーチ、ボスがしっかりと準備をして取り組みます。もうひとつ、一生懸命やるところでしょうか。重複になりますが、チームメンバー、コーチ、ボスがプログラムに対してそれぞれベストを尽くせるようにがんばっています。

今の調子と今年の目標は？

調子はいいです。目標は2つあります。1つ目はフルマラソンを走ること。その距離を自分は走り切ることができるのか、どのぐらいのタイムで走れるのかをまず知りたい。初めての挑戦です。2つ目は、ニューイヤー駅伝出場です。