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NDソフトアスリートクラブ

1分1秒の世界で戦うということ

渡邉 清紘インタビュー

昨年のチーム活動を振り返るとどんな一年でしたか。

2021年にニューイヤー駅伝に出場、春には新戦力となる選手が加入し、「順調にやれば今年も大丈夫だろう」という気の緩みがあったと思います。もちろん「がんばらなきゃ」という思いはみんなありました。でもどこかで強い選手に頼っているようなところがあった。蓋を開けてみたら全然大丈夫じゃなくて、東日本実業団駅伝は全く歯が立ちませんでした。それがきっかけとなり、チームの意識は変わりましたね。今はチーム全体が「これじゃダメだ」と切り替わっているところです。一番変わったのは熊倉と安藤。練習に対する姿勢がガラリと変わり、実際に走れてきています。新人で言うと前山、大倉あたりもそれに続いて変わりつつありますね。

今、チームに必要なものは何だと思いますか。

「犠牲にすること」でしょうか。自分のやりたいことを犠牲にしてでも、陸上に懸けられるかどうか。1分1秒の世界で戦う私たちが、私生活で1分1秒を意識しないのは違うと思うんですよ。苦しいかもしれないですけどね。気を休める時間も必要ですが、そういう時間であっても、どこか頭の片隅においておくべきことだと思います。

渡邉選手は昨年10月、60kmのウルトラマラソンに挑戦されました。いかがでしたか。

ウルトラは「何か世界が変わるかな」という気持ちで挑戦してみて、やっぱりマラソンとは、また違うのだと学びになりました。いかにペースを刻むか。1 kmあたり3分50秒でひたすら行くんです。その我慢ができなくて、先に行ってしまうと後で落ちてしまう。私が3位で、1位、2位は40代の選手でした。「こういう世界もあるんだ」と、新たな経験になりました。

今年の目標を教えてください。

個人としては10000mと5000mのトラックでもう一度ベストを更新したいです。あとマラソンもですね。そこで自信をつけて11月の駅伝で出走メンバーに選ばれたいです。チームの目標としてはもう一度、ニューイヤー駅伝出場です。

最近感化されたもの、目標にしたいと思ったものはありますか。

オリンピックのカーリング女子で、日本代表のロコ・ソラーレの選手がずっと笑っていて、真剣勝負の中でこういう笑顔が出るんだというのがすごく魅力的でしたね。あのような場で笑顔を作るってなかなかできないと思うんですよ。チームの雰囲気を見て、銀メダルの勝因が何かしらそこにあるんだろうなと思ったんです。駅伝でも、強豪校の青山学院とかって、たすきリレーのときみんな笑顔で、それは連鎖していく感じがしますね。きついまま次に繋いでしまうと、やっぱりそこからぐっと伸びないんですよ。最後の100m、200m、ガッと元気な走りをして、笑顔でたすき渡せるようなチームにしていけたら、何か変わってくるだろうなと思います。

来年の抱負をお願いします。

「再挑戦」ですかね。挑め、這い上がれ、と。

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