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NDソフトアスリートクラブ

新時代を築く。

創部を知る2人がトップに就任。

PROFILE

鈴木駿
NDアスリートクラブ コーチ

創部を知る2人がトップに就任。

鈴木
この新体制でアスリートクラブをリスタートしていくことが決まったのって、どのくらいのタイミングだったんですか?
渡邉
昨年末くらいに、もしかしたらという話は出ていたんですよ。当初は新しい監督を外部から招集することも検討していたようですが、今のチーム状況を考えると、「適任が見つからない時には、すでに選手の個性を理解していて、早期に結果に繋がる人として、渡邉くんに頼むかもしれない」って会社から相談してもらっていました。
鈴木
清紘さん自身は、監督のオファーがくると思っていたんですか?
渡邉
この年齢で監督になるとは思っていなくて、指導者というかスタッフにまわる立場になっても、マネージャーやコーチを経て40代中頃位には監督になれたらいいなと考えていたので、正直なところ不安や戸惑いはありました。
鈴木
実際、今年の東京マラソンにも出場していますよね。ここまで選手もスタッフも若い実業団チームは、なかなかないですからね。
渡邉
東京マラソンの時は仕上がりがいまいちで、欠場という選択もあったのですが、気持ちの整理というか、一つの区切りとしてどんなかたちでも最後まで走り切ろうと決めました。実業団の選手としては、一線から退きますが、山形県縦断駅伝への出場は狙っていきたいですし、一緒に練習することで、一番近い距離から選手たちを見ることができると思います。そして後ろからプッシュしていければいいなと。監督に負けたら流石に「ヤバイ!」って思うじゃないですか(笑)

渡邉監督が思い描くチームとは?

鈴木
チームに合流して最初に見えてきたことは、日常の中でのやり取りや生活のスタイルが変わらず仲がいいなと思いました。気兼ねなく話せる相手がいて、やる時はしっかりと取り組むスタンスはすごくいいですね。ただ、創部当初を知っている自分としては、なんとしてもニューイヤー駅伝を目指すという意志の強さが不足しているように感じています。歴史を積み重ねていく中で、当時を知る選手も少なくなっていますが、あの時の充実感と言いますか、気持ちを全面に出していた雰囲気を、私は伝えられたらいいなと思っています。
渡邉
今年に関しては、キャプテン制度も考えていません。内外に対しての責任のある言動を考えるよりも、競技に集中できる環境を作っていくのが、私たち2人の役割ですから。
鈴木
予選会の結果は常にチェックしていたんですが、アレクサンダー・ムティソ(アレックス)や竹内竜真のトップ選手と他の選手では競技レベルに差ができてしまっているのが現状で…。既存のメンバーたちが頑張っている中で、新しく加入した選手たちが、うまく結果を残せていないことに、外から歯痒さを感じていました。
渡邉
駅伝チームに関しては、今年、江口清洋や下條乃將、中野魁人の3人と、ボニフェス・ムルアという大学で結果を残してきた選手が加入しました。正直なところ、これらの選手は、アレックスや竹内たちに食らいついていけるポテンシャルがあると思っています。ムルアはもちろん、他の3人も1万メートルを28分台で走る実力がある。今すぐにトップ選手と同等の走りは厳しいと思いますが、必死に追いかける背中を見て、既存の選手たちも奮起できるような相乗効果を期待しています。いまは、結果をすぐに求めるよりも手応えをつかむような練習に取り組めればいいなと2人で話しているところです。
鈴木
スタッフも役割分担をするよりも、お互いの考え方を伝え合うかたちで進めていきたいと思っていて、そこに選手たちが加われば、たくさんの考え方や気持ちが集まってくる。そこで大まかな強化策などの道筋をスタッフが決めていきたいと考えています。
渡邉
私の思っているチーム作りは、それぞれ自分しか持っていない能力がある人材をいかに集められるかだと思うんです。もう、トップダウンで指示を出すようなワンマンな時代ではないですから。選手も同じで、スピードやスタミナといった自分だけの特徴をいかに伸ばしていけるか。弱いところを無理に強化しても人並みになるだけで、突出できる部分を強化していければそれが武器になるんです。

自分たちにしかない武器を磨く。

渡邉
チームとしては、これまで以上に自主性を持って練習や仕事に取り組んでいく方針です。これまで話した通り、しっかりとコミュニケーションを取りながら、選手たちものびのびと活動できるし、そういったところから伸ばしていきたいと考えています。
鈴木
こういった清紘さんの考え方の元、自分の理論や強化方針を受け入れてくれる方だと長年の付き合いからわかっているので、自分ももう一度、山形に戻ってくる決断ができました。
渡邉
選手に近い若い監督とコーチというチームは、本当に実業団としては珍しいチームだと思います。これからの新しいかたちと言いますか「新時代を築く」といった面では、とても注目されるポイントになる。創部当初からの掲げている「雪国からニューイヤー駅伝」って、言葉だけでも出場が決まれば、自分達の強力なアピールポイントになるんです。
鈴木
若いチームだからこそ、まわりを気にせずに目標に向けて突き進んでいくことができますからね。
渡邉
あとは魅力あるチームにしていきたいですね。チームを引退した選手たちから、NDで陸上をやっていてよかったと言われる環境にしていきたいと思います。

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