NDソフトで、自分の走りを
2020年度ルーキー選手インタビュー

PROFILE
- 安藤 駿
- 神奈川大学出身。4年次、陸上競技部キャプテンを務める。自己ベストは、5000m14分16秒、10000m29分26秒。
- 田中 楓
- 田辺高校(京都)出身。自己ベストは5000m14分27秒、3000m障害9分1秒。
加入を決めた理由、加入後の印象
- 安藤
- 自分は秋田の出身で、高校時代からチームの存在を知っていました。東北で唯一の陸上実業団であり、関東にもよく遠征するところに魅力を感じ、声をかけていただいて加入を決めました。大学の頃は、学校やマネージャー、監督、選手に支えてもらう部分が大きかったのですが、社会人になり、自分ですべきこと・責任を負うことが増えたように感じています。練習においても、大学の頃とは180度真逆です。今は、練習を詰めて追い込んでいます。
- 田中
- 高校時代から、最終的には実業団に行きたいと思っていました。監督を紹介してもらって、「ぜひ来てくれ」と言っていただけて、うれしくて、加入を決めました。実業団での練習は量も質も、高校時代とまるで違います。ペースも早いですし、一本と一本の間のインターバルも短くてきついです。まだ、ついていくのに精一杯というか、ついていけてもいないのですが、速く追いつけるようにがんばりたいと思っています。また、今は会社からお金をもらっているので、その分を走りでしっかり返せるようにがんばりたいです。
南陽市での寮生活
- 安藤
- 南陽市は地元に少し似ていると思います。大学時代は神奈川にいたので、寒い日に走っていてまつげが凍るのは久しぶりです(笑)。神奈川は人も多く、道も狭く、走りづらい時もありましたが、このあたりは普段の練習がしやすいです。あと、寮のご飯もおいしいです。大学でも寮のご飯でしたが、すこし抵抗がありました。今は、すごくおいしいので、うれしく感じています。
- 田中
- 僕は京都の出身でして、山形は寒くて朝はつらいです……。一番年下なので緊張もありますが、先輩がいい人ばかりなので、とても過ごしやすいです。実家を離れるのは初めてですが、ひとりの方が楽ですね(笑)。寮のごはんもめっちゃおいしいですし、品数が多くてうれしいです。


走るのは好き?
- 安藤
- 調子が悪いときや、ケガをしていると嫌になりますが、 長い時間、黙々と走っていると、だんだん楽しくなってきます。大体60分あたりを過ぎてくると、良い意味で変な感覚になります。うまくいった時も嬉しいです。
- 田中
- 練習はきついので、「めっちゃ好き」とは言えないですが、試合は好きですね。自分より速い人に勝つと気持ちいいので、その時が一番楽しいです。
好きな言葉
- 安藤
- 「好き」と言われると難しいですが、大学時代にたまたま読んでいた本に「人生は選択だ」という言葉があって、心に残りました。これまで、周りに流されて決めてしまったことは、大体後悔していると気づき、自分で選ぶことの大切さを感じました。
- 田中
- 「信頼」ですかね。人を疑っているよりも、信頼して生活しているほうが、いい関係を築けると思います。自分から信頼しないと、信頼されません。

目指す選手像
- 安藤
- レースの流れを自分で変えられる選手になりたいです。これまで、レースの最初はほかの選手について、最後にスピードで勝つスタイルが多かったのですが、最初から突っ込んでいけるような、自分から攻められる選手になりたいです。
- 田中
- 自分は調子の波が激しい部分があるので、安定した強い選手になりたいです。今年は先輩方に追いつけるように、とにかくがんばりたいと思っています。
駅伝への想い
- 安藤
- 自分は、高校・大学共に、駅伝メインで走ってきました。陸上実業団と言えば、ニューイヤー駅伝だと思っていますし、学生時代から、とても注目していました。チームの流れを作るのは1区だと思っているので、今年は、1区を任せてもらえるような選手になりたいと思っています。
- 田中
- 高校時代、自分がニューイヤー駅伝に出られるなんて、あまり思ったことがなかったのですが、このチームに加入してから、とても現実味が湧いてきました。まだまだ自分は一番へぼいので、「出場したる!」とは言えませんが、出場できるように、今年必死で頑張ります。