世界記録更新!
アレクサンダー・ムティソ インタビュー

2020年12月のバレンシアハーフマラソンで世界新記録を更新、東日本実業団駅伝・区間2位、ニューイヤー駅伝・区間5位と、2020年度もすばらしい走りで多くのニュースを届けてくれたアレクサンダームティソ選手。私生活では結婚して、女の子の父親となりました。
ハーフマラソンで世界記録を更新した感想をお聞かせください。
とてもうれしいです。とにかく長い間、記録を更新するためにハードな練習を続けてきました。「ついに」更新できたという気持ちです。
どんな気持ちで走りましたか。
コンディションがよかったので、前半からハイペースの選手についていきました。10kmの通過タイムが、自身の10,000mトラックの自己記録を上回っていたことは、自分でも驚きでした。
走っている間に手応えはありましたか。
私はロードレースが好きで、得意なんです。それでも最後の2kmはかなり苦しみましたが、最後まで粘ることができました。
周りの反応はいかがでしたか?
とても大きな反響がありました。メッセージもたくさんきました。

東日本実業団駅伝(区間2位)、
二度目のニューイヤー駅伝(区間5位)もすばらしい走りでした。
東日本実業団駅伝では、いつもNo.1(区間賞)を取る気持ちで臨んでいます。前回は1位でしたが、今回は2位でした。ニューイヤー駅伝は区間5位で走ることができましたが、とても寒かったことを覚えています(笑)。
私は長距離になると有利なので、もっと長い距離を走りたいと思うこともあります。でも短い距離でも区間賞を取れるよう、常にチャレンジしています。
昨年はコロナの影響で、移動や大会に制限があったかと思います。
多くのレースが中止になってかなり影響がありました。レースのない中でトレーニングに集中し続けることはとても大変なチャレンジでした。
精神面、モチベーションはいかがでしたか?
自分のコンディションを保つことに集中していました。実際にそれをうまくやることができたと思います。環境の変化はつきものですが、私は勝つことに集中するだけなんです。そのことに大きな変化はないと思います。


ご結婚されたそうですね。おめでとうございます!
ニューイヤー駅伝の後、ケニアに帰国してセレモニーをしました。皆でダンスをしたりして、とてもにぎやかで幸せな時間でした。
ご結婚相手はどんな方ですか。
とても優しい人です。いつも私だけではなく、私の家族のことも気遣ってくれるんです。日本での生活や料理のことも。娘も生まれてもうすぐ1歳になります。残念ながらコロナ禍の影響で、日本には来られませんが、毎日寮の部屋からスカイプで話していますよ。
今年の目標を教えてください。
自己記録の更新です。