流れを変えるのは“勢い
安藤駿インタビュー

昨年はどんな一年でしたか?
入部2年目ということで、1年目の経験を活かせたらと思って臨んだ年だったのですが、4月に足を怪我してしまって、思うように結果が出せなかった一年間でした。本当に出走したかった東日本実業団駅伝に出場できず、悔しい負け方をしてしまい、「何かを変えないといけない」と思いました。そこから練習に対する意識や取り組み方が変わり、今は調子が出てきていると思います。
昨年、一番成長したことは?
もともと深く考え過ぎるところあって。細かく決め過ぎてしまい、それが1つうまくいかないと全部崩れてしまうことがあったので、きっちりし過ぎず、抜くところは抜くということを意識しました。そのおかげか11月後半ぐらいから怪我や体調不良がなくなり、この冬はこれまでで一番充実してトレーニングを積むことができました。


今年の抱負は?
「主力になる」と言いながら、なかなか達成できていなくて。でもこの冬やっと土台が作れたと感じています。今年は入部3年目になるので、チームの主力になって引っ張っていきたいと思います。
今年の目標は?
1年目から変わらず、東日本実業団駅伝に出走し、ニューイヤー駅伝出場権を獲得することです。

安藤選手にとって「いい走り」とは?
「チームの流れを変える走り」だと思います。“ゲームチェンジャー”のような選手が必要だと昔から教わってきましたが、駅伝を通して個人的にもそう思うようになりました。
何がその流れを変えるのでしょうか。
勢いとか。もちろん最後まで続かなきゃ意味ないですが、最初から思いきり突っ込むような走りをすることで、次に走る人がその気持ちを継げることがあると思います。