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NDソフトアスリートクラブ

今までで一番、陸上という競技が楽しいんです。

竹内竜真インタビュー

わずか4秒だけ届かなかった現実。

2023年2月26日。来年開幕するパリ五輪代表の選考会、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)、そのワイルドカードでの出場権を賭けて挑んだ大阪マラソン。対象となる2レースでの平均タイム2時間10分以内という基準にあとわずか4秒届かなかった竹内竜真選手。ただ、その目は輝きを失うことなく次なる目標へ向けて、まっすぐ前を向いていた。

「やはりレース直後は悔しい思いが強かったですが、それ以上に支えてくれたまわりの人たちが本当に悔しい気持ちだったのが伝わってきました。30km地点までは、予定通りのペースで進んでいたのですが、32km地点で外国人選手がペースを上げる中で、少し離されてしまって……」。

タイムはギリギリのペースの中、35km地点から若干の向かい風が吹くコンディション。竹内選手は諦めることなくじぶんを信じて走り続けた。

「どうしてもガクッとペースが落ちてしまう展開でしたが、諦めずに押し続けられたことは、今後に向けて収穫になりました」。
記録は2時間8分57秒と目標タイムには届かなかったものの、1月に出場した大阪ハーフマラソンに続き、自己ベストを大幅に更新する結果となった。

移籍からの1年間で見えてきたもの。

「山形に戻ってきて一番感じているのは、私がこれまで関わってきた人たちに、すごく応援していただきながら競技に集中できる環境になったと思います」。
NDソフトアスリートクラブへ加入して1年。世界のトップ戦線で戦うアレクサンダー・ムティソ(通称アレックス)選手との練習環境や、平均年齢の若いチームの中で竹内選手はアスリートとして、更なる進化を感じているという。
「やっぱりアレックス選手がどんな練習をしているのか気になっていたので、積極的に一緒に練習するようにしています。特別なトレーニングはないんですが、ひとつひとつのやるべきことを高いレベルで淡々と繰り返し強くなっている。どれだけ真摯な姿勢で陸上競技に取り組んでいるのかを肌で感じることができたのは大きな収穫ですね」。

マラソンという個人種目だけではなく、3年ぶりのニューイヤー駅伝への出場というチームとしての目標へ向けて、取り組むべき課題はどこにあるのだろか?

「チームの現状は、良い意味でも悪い意味でも『若さ』をとても感じています。調子がいい時は、すごい勢いで記録が伸びていきますが、一度バランスが崩れるとそれを引きずってしまう。そういった場面で、エースとして引っ張っていくのもじぶんの役割だと思っています」。
昨年から目標として掲げている『勝てる選手』になるために、竹内選手は今日も山形を走り続ける。

「マラソンへのアプローチやレースに対しての取り組みを、じぶんに任せてもらっているのですが、自己ベストを更新するなど結果がついてきているので、いまが陸上人生で一番に競技が楽しいんです。30歳を超えても練習を頑張ればまだまだ結果がついてくる。5月にあるMGCへのラストチャンスという個人の目標だけではなく、チームも楽しい気持ちで巻き込んでいければ結果につながっていくと思っています」。

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