4年に一度、

4年に一度、世界ナンバーワンの舞台に向けて
山形県東根市出身の青野朱李選手が、NDソフトアスリートクラブに所属して1年。母校山梨学院大学で日夜トレーニングを重ね、国内をメインに様々な競技大会に出場し、2023年9月に開催された第71回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の女子200mでは見事優勝。指定大会を対象に年間を通してポイントを争う日本グランプリシリーズ2023年シーズンでは、100mで5位、200mでは2位にランクインしている。(※2024年3月21日時点)好調をキープしながら狙うのは、2024年8月にフランスはパリで開かれるオリンピックに女子4×100mリレー代表として出場することだ。
「パリオリンピックメンバーに選出される為には、まずはバハマ2024世界リレー(5月に開催される世界大会。上位14チームがパリオリンピック出場権を獲得)の出場を目指し、4月に開催される第78回出雲陸上競技会で結果を残さないといけません。オリンピックに出場したいという気持ちは誰よりも強いと思っています。現実的に考えると、まだまだトレーニングや努力が必要だと感じていますが、自信はあります!」。
世界ナンバーワンの舞台へ向けて、身体面の好調をキープすることはもちろん、モチベーション面でも瞳の奥に情熱という強い光が灯っている。
「やはり海外の大会は、感じる圧力が違いますし、会場の雰囲気も独特な緊張感があります。現地での食事や環境の変化によってコンディションの管理も難しいです。出場が決まった際には、これまでの経験や知識を生かして万全の体制で臨みたいです」。


NDソフトアスリートクラブだからできること
「NDソフトアスリートクラブに所属して、大きく変わった点は、今まで以上に陸上に対して前向きになれたと言いますか、食事面や体のケアなど、自分のことをもっとよく理解する意識が高まりました。練習後の身体のケアにこれまで以上にしっかりと時間を費やしたり、自分の走行動画を分析したりと、種目に対して集中できる環境を整えることができています。競技者として学生と社会人の大きな違いは、1つ1つの大会に対する責任の重さが違うと感じています。学生時代は、大きな大会で結果を出すことを目標に余力を残しながら調整できていましたが、社会人になってからは、参加する大会にごとに調子を上げて成績を残していくのが自分の責任、役割だと思いました」。
これまでよりも競技と向き合える時間が増えたと同時に、実業団選手としての責任や重圧も強く感じているという。
「大会や競技会に出場すると、自分の名前と一緒にNDソフトウェアの名前が呼ばれていることで『どんな会社なんだろう?』と、少しでも興味を持ってもらう機会にしたいですね。直接的に会社を広められたなと感じたのは、バンコク2023アジア陸上競技選手権大会に出場後、私の通学していた小学校に講師として呼んで頂いたことです。とても新鮮な経験をさせていただいたと同時に、自分の所属している会社を子供達に知ってもらえたという実感がありました」。
さまざまな期待や責任を背負いながら、青野選手は世界ナンバーワンの舞台へ向けて今日も走り続ける。
「今年は、パリオリンピックが開催されるという、私にとっても特別な1年です。皆様の応援や期待をとても感じていますし、期待に応えたいと思っています。いつも一番に考えていることは、支えてくださる皆さんに陸上を通して本当に恩返しをしたい気持ちです。感動と勇気を与えられる様に頑張りますので、応援していただけると嬉しいです」。
