怪我の治療と

怪我の治療と向き合ったシーズン。
昨年は治療のためシーズンインが4月中旬になってしまい、5月初旬に出場した2試合に標準を合わせていました。6月開催の日本選手権(第107回日本陸上競技選手権大会)の出場を目指してピークを合わせていたのですが、基準タイム(申込規格記録59.00秒をクリアした選手のみ出場)まで0.1秒ぐらい届いていなかったんです。最後まで諦めずに、スケジュール的にギリギリの大会にもエントリーしましたが、天候も悪く、記録が伸びずに不完全燃焼でした。
それからは気持ちに一区切りをつけて、9月の全日本実業団(第71回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会)へ向けて、再スタートを切るときに、今度はふくらはぎを痛めてしまい、大好きな地元で開催される大阪選手権への出場も見送って怪我の治療に集中しました。全日本実業団では決勝レースで3位入賞しましたが、タイムは59.01秒でした。その翌週に新潟の大会にも出場したのですが、8本目のハードルに足を引っ掛けてしまいました。調子をキープしていて去年のベストタイムを上回れそうだったんですが、記録は59.8秒。でも結果的に一昨年よりもタイムは良かったので、まだ自分の中に可能性を感じていて、拠点を移して新たな一年をやり切ろうと思いました。

自分の走りを見てもらいたい。
新しい拠点は、これまで何度も合宿でお世話になっている場所で、練習メニューも作成していただいています。他にも何人かの実業団選手がいるので、内容を合わせながら練習することが多いです。先日少し足を痛めてしまったんですが、一緒に練習をしている選手も怪我からの復帰を目指して調整しているので、いい練習パートナーになっています。すごくテキパキされていて仕事ができる方なので、年下なのに『さん』づけで呼んでいます(笑)
卒業後もレースに応援しに来てくれていた大学時代お世話になっていた先生が、現在の拠点で教鞭を執っていまして、今は低酸素室でのバイクトレーニングを指導いただいています。駅伝チームの皆さんからすれば、肺活量のアップだなんておこがましいかもしれませんが、400Mハードルでも有酸素系の運動が必要だと実感しています。今年の日本選手権が6月の後半(2024年は6月22・23日に岐阜県で開催予定)なので、去年よりも少し余裕を持ってピークを上げていけるはずです。日本選手権はもちろん、今年は大阪選手権には絶対に出場したいと思っていますし、たくさんのお世話になった人たちに自分の走りを見ていただきたいです!