- BCP対策で効果を実感!震度6の地震被災経験を基にクラウドシステムを導入
- 介護事業(居宅系) 大阪府
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今回は、大阪府枚方市にある有限会社 悠久様の事例をご紹介します。
2018年の大阪北部地震を経験した悠久様は、職員が出勤困難になったり、電話が使えなくなる等の非常事態を経験されました。非常事態にどんな対応が求められ、クラウドシステムへの切り替えた運用がどんなメリットを生んだのか、リアルなお客様の声をお伺いしました。
施設情報
有限会社悠久
〒573-1192 大阪府枚方市西禁野1-1-24 天の川マルビル5階
TEL:072-847-6667
悠久訪問看護ステーション / 悠久介護サポートセンター / 悠久ケアプランセンター
運用システム
クラウドシステム導入のメリット
このたび「ほのぼの」シリーズのonlineプラットフォームを導入しました。
これまでは、ご利用者1人に対して1冊、住所等の個人情報が載ったファイルを持ち歩いており、訪問の際には6〜7冊持って移動することになるため、職員の負担になっていました。車に置くこともできないため、ご利用者のお宅に訪問した際に持って入り、忘れずに持って出る必要がありました。ほのぼのonlineプラットフォームはクラウド上でデータが保存されるため、個人情報のファイルを持ち歩く必要がなくなりましたし、パソコンが1台あれば必要な情報が全て得られるので直行直帰が実現できます。訪問前や訪問後に事務所に寄る必要がないので、職員の残業時間も減りますし、体の負担が小さくなりました。
BCP対策としての効果
2018年6月に大阪府で震度6を記録する大阪北部地震がありました。通勤時間帯に発生した地震だったので、多くの職員が出勤困難になったり、電話が繋がらなくなる事態になりました。もしあの時クラウドのシステムとパソコンがあれば、職員に指示が出せただろうし、職員1人1人の自宅から近い場所のご利用者を優先して訪問してもらうことができたのではないかと思い、「ほのぼの」シリーズonlineプラットフォームの運用への切替を検討し始めました。災害時には移動が難しいので、事業所に寄らなくても良いクラウドのシステムがあることは大きなメリットです。また、非常事態では電話が繋がらないため、ご訪問によるご利用者の安否確認が必要となるため、クラウド型のonlineプラットフォームは、ご利用者の安否確認も早くなるので、非常時には安心かと思います。
2018年6月 被災当時の写真。交通機関の乱れが発生したり、電話がつながりにくくなった
台風被害でクラウド活用のメリットを実感
2023年夏の大型台風による台風被害を受けた際、ほのぼのonlineプラットフォームでの運用が非常にうまくいきました。暴風で移動が困難な時間があったため、職員同士で何時からご利用者への訪問を再開するかを共有したり、指示を出すことが円滑にできました。また、パソコンを持参し訪問して記録確認を行えるので、管理者の立場からも非常事態の中で状況が把握でき、訪問看護・訪問介護の事業所としての業務をうまく機能させることができました。まさにBCP対策がしっかりできたと実感できました。