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プレスリリース 2025/12/17  NEW
介護の未来を拓く!介護特化型生成AIソリューション「教えて!KAiGO」提供開始
〜第一弾は「教えて! 排泄ケア」〜

 エヌ・デーソフトウェア株式会社(本社:山形県南陽市、代表取締役社長:松山 庸哉、以下「NDソフトウェア」)およびSOMPO Light Vortex株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:宮 淳、以下「ライトボルテックス」)の2社は、AIの専門家、介護DXの専門家として連携し、高齢者のQOL(生活の質)向上、ケアの質の向上、介護職員のスキルアップ、そして業務効率化を目指す新たな生成AIソリューション「教えて! KAiGO」の提供を開始します。
その第一弾として、介護現場で最も負担の大きい業務の一つである排泄ケアを支援する「教えて! 排泄ケア」のトライアル版を2025年12月17日より提供開始することをお知らせします。
「教えて! 排泄ケア」の紹介動画はこちら https://youtu.be/G62CeKbqPPA

1.「教えて! KAiGO」の開発背景・目的

 近年、日本では介護人材の不足が深刻化しており、限られた人員で高齢者の日常生活における幅広いケアに対応せざるを得ない状況にあります。そのため、介護業務の効率化と、ご利用者のQOL(生活の質)向上の両立は、介護事業所の経営安定化において喫緊の課題となっています。

 このような課題に対応するため、グループ会社であるSOMPOケア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長: 鷲見 隆充、以下「SOMPOケア」)の知見を生成AIに反映させ、サービスとして提供します。生成AIソリューション「教えて! KAiGO」を導入することで、ご利用者のQOL(生活の質)向上、ケアの質の向上、介護現場の労働環境改善と業務負荷の削減を目指します。「教えて! KAiGO」が介護職員のアシスタントとして機能することで、個々の職員が持つ経験や知見に依存することなく、ケアの質の均一化と向上を実現します。
 本サービスは、人が人にしかできない介護に注力できる環境を整え、業務の効率化を図ることで、結果的にご利用者へより質の高いサービス提供につながることを目的として開発されました。

2.「教えて! 排泄ケア」の概要

 「教えて! KAiGO」シリーズは、さまざまな生成AIソリューションの集合体です。
シリーズ第一弾は、多くの介護職員が「三大介助(食事・排泄・入浴)の中でも特に現場負荷が高い」と感じている排泄ケア領域に特化した、介護特化型生成AI「教えて! 排泄ケア」です。
SOMPOケアが持つケアに関するマニュアルや介護事例、文献を取り込み、さらに現場調査やインタビューを通じて、言葉にしにくい「暗黙知」までも反映させました 。この開発においては、株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO :岡田 陽介、以下「ABEJA」)による技術的な支援を受け、その結果、一人ひとりの状況を深く理解し、まるで経験豊かなベテラン職員のように思考する「介護特化型生成AI」が誕生しました。

 今回トライアル提供を開始する「教えて! 排泄ケア」は、「最近、失禁が増えたのはなぜだろう?」、「どんなケアをしたらいいか分からない」といった悩みに対し、服薬情報、既往歴、ADL(日常生活動作)の能力、排泄に関連する情報といった断片的な情報を統合的に分析し、課題の背景にある複数の要因を「影響分析&アドバイス」として網羅的に整理します。そして、具体的な対策を「アクション」として複数提案します。
 これにより、介護の経験年数にかかわらず、誰もがベテラン職員のような広い視野で仮説を立て、具体的な次のアクションを検討できるようになります。サービス担当者会議等での議論の質とスピードを向上させ、職員のスキルアップを促進すると同時に、施設全体のケアレベルを底上げする、いわば排泄ケアに関する「全職員の頼れる相談相手」となるサービスです。

<図1>「教えて!排泄ケア」の相談画面

<図1>「教えて!排泄ケア」の相談画面

<図2>「教えて!排泄ケア」相談結果画面

<図2>教えて!排泄ケア相談結果画面

<図3>「教えて!排泄ケア」のアクション提案画面

<図3>教えて!排泄ケアのアクション提案画面

3.無償トライアル施設参加募集

 2025年12月17日より、「教えて! 排泄ケア」を無償でご利用いただき、共にサービスの価値を検証してくださる介護事業所様を募集します。事業所様には、本サービスをより良い製品として提供できるよう、品質向上に向けた改良のためのフィードバックをお願いします。

・募集期間: 2025年12月17日~
・対象  : 全国の介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、および介護付き有料老人ホーム
・費用  : 無料
・利用期間: 2025年12月17日より開始(終了時期は別途ご案内します)
・検証方法: 利用期間中ユーザーインタビューを複数回実施
・利用条件: インターネットを利用できるパソコン1台以上をご準備いただける施設
・応募方法: 以下のURLから無償トライアル申し込みを受け付けています。

※順次ご案内させていただきますので、多少お時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

■留意事項:トライアル申し込みに際してご提供いただいた情報(ご担当者様名やご連絡先など)は、ライトボルテックス、NDソフトウェア両社で共有させて頂きます。なお、ご提供いただいた情報は、本トライアルの目的以外には使用しません。

4.今後のロードマップ:すべての介護業務を支援するプラットフォームへ

 「教えて! KAiGO」は、排泄ケア支援を起点とし、介護の質と働き方を根本から変革する統合プラットフォームへと進化を続けます。
まず、食事や認知症ケアといった多様な領域に「相談機能」を拡張し、より深く多角的なデータ分析で、ベテランでも気づきにくいような専門的な示唆を提供します。
次に、事故報告書やケア会議の議事録など、あらゆる「記録・帳票作成業務」を自動化し、介護職員を煩雑な事務作業から解放し、人にしかできない温かいケアに集中できる時間を創出します。
こうしたロードマップの実現は、それぞれ異なる強みを持つ各社の緊密な連携によって初めて可能となります。SOMPOケアの「介護オペレーターとして培ったノウハウ、磨き上げたサービス」、ライトボルテックスの「AI開発・運営能力」とABEJAの「AI技術知見・業務実装ノウハウ」、これにNDソフトウェアの「介護DXの知見および広範な顧客基盤」を組み合わせ、介護現場にその価値を広く提供します。

ライトボルテックスとNDソフトウェアは、「教えて! KAiGO」を通じて、SOMPOグループのパーパスである「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」の実現を目指し、介護業界全体の変革をリードしてまいります。

【会社概要】

エヌ・デーソフトウェア株式会社
代表者:代表取締役社長 松山 庸哉
所在地:山形県南陽市和田3369番地
事業内容:福祉業務支援ソフトウェア「ほのぼの」シリーズの企画・開発・販売および運用サポート等
URL:https://www.ndsoft.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

SOMPO Light Vortex
https://lightvortex.com/contact
*メディアの方はこちらへお問い合わせください。トライアルや「教えて!排泄ケア」に関するお問い合わせにつきましては応募方法記載のNDソフトウェアにお問い合わせをお願いします。

以上

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