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令和3年度
介護報酬改定
2020/11/19
【介護老人福祉施設】
2020/10/30 第190回社保審
令和3年度介護報酬に向けて

2020年10月30日 第190回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されました。
その中の『介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)』については、主に下記5点について議論されました。
 
論点① 人材の活用(人員配置基準)​
論点② 個室ユニット型施設の設備・勤務体制​
論点③ 中重度者や看取りへの対応の充実​
論点④ 介護保険施設のリスクマネジメント​
論点⑤ 高齢者虐待防止の推進
 
■人材の活用(人員配置基準)
人材確保や職員定着の観点から柔軟な働き方ができることは重要であり、単に人員を減らしてサービスの質の低下を招くことにならないよう留意しつつ、入所者の処遇に支障がない場合等において、​
・従来型とユニット型を併設する場合における介護・看護職員​
・広域型特養と併設する小規模多機能型居宅介護における管理者・介護職員​
・本体施設が特養である場合のサテライト型居住施設における生活相談員の兼務を認めてはどうか協議されました。また、地域密着型特養(サテライト型を除く)における栄養士の配置基準を見直してはどうか協議されました。
 
■個室ユニット型施設の設備・勤務体制​
以下3点いついて協議されました。
・1ユニットの定員を現行の「おおむね10人以下」から15名以内に緩和することを検討してはどうか。​
・ユニットリーダーについて、原則常勤を維持しつつ、出産・育児などやむを得ない事情により欠員が生じる場合は、一時的に非常勤職員で代替することを認めるとともに、本人が復帰した際は、短時間勤務を認めることとしてはどうか。​
・ユニット型個室的多床室を新たに設置することを禁止する方向で検討してはどうか。
 
■中重度者や看取りへの対応の充実​
特別養護老人ホームにおける中重度者や看取りへの対応を充実する観点から、看取り介護加算の在り方について検討してはどうか協議されました。また、平成27年度から特別養護老人ホームの新規入所者が原則として要介護3以上となること等を踏まえ、日常生活継続支援加算によって重度者等の積極的な受け入れを行うことを評価してきたが、入所者の平均要介護度が年々上昇していること、認知症の入所者が増加していることなどを踏まえ、日常生活継続支援加算の在り方について検討してはどうかについても協議されました。
 
■介護保険施設のリスクマネジメント​
市町村によって事故報告の基準が様々であることを踏まえ、将来的な事故報告の標準化による情報蓄積と有効活用等の検討​に資する観点から、国において報告様式を作成し、周知することを検討してはどうか協議されました。また、介護保険施設における安全管理体制に関して、安全対策をより一層強化していくべきではないか…協議されました。
 
■高齢者虐待防止の推進
高齢者虐待防止の取組を強化する観点から、障害福祉サービスにおける対応を踏まえながら、介護保険サービスの各運営基​準において、虐待防止委員会の設置、責任者の研修受講などの体制強化に関する規定を設けることとしてはどうか。​また、他の施設サービスや居宅サービスにおいても同様の規定を設けることを検討しては…

 
 

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本内容は重要論点を抜粋し、議論の際の発言などをまとめたもので、掲載当時のものです。
掲載内容は「意見」であり、未確定事項になりますのでご注意ください。
詳細については厚生労働省の資料をご確認ください。
 
 

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