2020年10月5日　第16回障害福祉サービス等報酬改定検討チームが開催されました。
 
主な論点として下記６点について議論されました。
その中の『医療ケア児』については、主に下記3点について議論されました。
 
論点１ 医療的ケア児に対する支援の直接的な評価について​
論点２ 看護職員加配加算の見直しについて​
論点３ 退院直後からの障害福祉等サービスの利用について


 
■医療的ケア児に対する支援の直接的な評価について​
医療的ケア児については、現行の障害児通所支援の報酬体系における「重症心身障害児」と「それ以外」に加えて、重心以外の医療的ケア児を直接評価する判定基準案を活用して「医療的ケア児」の区分を創設してはどうか協議されました。また仮に「医療的ケア児」の区分を創設する場合、判定基準のスコアの点数に応じて段階的な評価を行うことを検討してはどうかという点についても協議されました。
 
■看護職員加配加算の見直しについて​
看護職員加配加算の判定スコアについても、新たな判定基準案のスコアを導入してはどうか協議されました。また、重心型の事業所の算定要件については、各児童のスコアの合計点数を満たすことで算定できる。とするなど、実態に則した要件の見直しを図ってはどうかについて協議されました。
 
■退院直後からの障害福祉等サービスの利用について
医療的ケア児の家庭では、特にNICU等から退院し在宅生活をスタートする時期から乳幼児期において、慣れない医療的ケアの実施のみならず、医療的ケア児のそばから２４時間一時も離れられず、睡眠時間も十分に確保できないなどの生活上のさまざまな課題を抱えていることを踏まえ、障害福祉サービスの必要性についてどう考えるか協議されました。医療的ケア児が障害福祉サービスを利用する場合…
 

 
 
本内容は重要論点を抜粋し、議論の際の発言などをまとめたもので、掲載当時のものです。
掲載内容は「意見」であり、未確定事項になりますのでご注意ください。
詳細については厚生労働省の資料をご確認ください。