- インカム・センサー・記録をスマホ1台で完結!特養の働き方改革
- 介護事業(入居系) 大阪府
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社会福祉法人五常会「高齢者総合福祉施設ゆーとりあ」様のスマートフォンを活用した業務効率化の事例をご紹介します。
スマートフォン・タブレット端末で記録ができるケア記録システム「Care Palette」
職員同士で情報共有を行うデジタルインカム「ほのぼのTALK++」
ノーリツプレシジョン株式会社様の見守りシステム「Neos+Care」
を職員様のスマートフォン1台に集約することで業務効率化を実現されています。
現場職員の働き方改革・生産性の向上と「格好良くスマートな介護現場」を目指すゆーとりあ様の取り組みを取材しました。
施設情報
社会福祉法人五常会 高齢者総合福祉施設 ゆーとりあ
〒599-8243 大阪府堺市中区見野山164番地
Tel: 072-236-8779
格好良くスマートな現場の実現を目指し、ICTを導入
理事長 山本様
昭和56年に法人を開設しました。特別養護老人ホーム・ユニット型短期入所施設、ケアハウス、機能訓練型デイサービス 、在宅介護支援センター等を展開しております。特養・ケアハウス・ヘルパーステーションそれぞれに、利用者様の見守りを行うセンサーやインカム、スマートフォンやタブレット端末を導入しました。
令和3年4月に介護保険制度が改定され、LIFEへの対応が始まりましたが、ICTの導入を積極的に行っていたおかげでスムーズに対応を進めることができ、また日々理念に掲げている「一人ひとりの思いを暮らしに映す」を実践しているため、自立支援促進加算も取得できています。今後LIFEのフィードバックが進んで行けば、取り組むべき課題が明確になり、若い世代の職員の働きがいに繋がるのではと思います。
理事長として、職員の働きやすい職場環境を整えることは重要な役割です。
ICTを積極的に導入することで仕事を効率化したり、職員の連携を深めたり、情報の共有やコミュニケーションを活発にすることができれば、介護業界でよく言われる「介護の生産性向上」や「働き方改革」に対応していくことができます。職員1人1人の生産性向上や働き方改革を目指すことが、結果として職員の定着に繋がっていくことを願い、導入しました。
ICTを導入したからといったすぐに大きな変化が現れるとは限りませんし、逆にコストが増加する部分も当然出てきます。ただ、将来のことを考えると、職員がICTを活用した働き方にシフトしていくことは非常にメリットがあります。今後介護の将来を担っていく若い世代が、当施設に魅力を感じてもらうにはICTを活用した「格好良くスマートな現場」が必要だと感じています。
職員の働きやすさとサービスの質向上の両立を目指して
特別養護老人ホーム 施設長 原さん
これまでの運用で記録に時間がかかることや、職員間の情報共有が難しいことが課題となっていました。例えば、利用者様が食事をどのくらい食べられたのか、入浴に行ったのかどうかといった情報が素早く共有できていなかったんです。
そこで今回、スマートフォンにNDソフトウェアのケア記録システム「Care Palette」やデジタルインカム「ほのぼのTALK++」を搭載して活用することで記録や情報共有の課題を解決しようと考えました。現在は、スマートフォン1台に記録・インカム・見守りセンサーの情報が集約されています。
特別養護老人ホームでは職員の動きやすさを考慮し、デジタルインカムと連動するネックスピーカーも導入しました。これらの併用により、スマートフォン1台で記録・見守り状況の確認・インカムの活用ができる「スマート・シンプルな働き方」になりました。iPhone端末は操作がしやすいことも推進に繋がったひとつだと感じています。
職員からは、施設が新しいことを取り入れてくれたという喜びの声や「誰かと繋がっている安心感がある」「困った時にすぐに頼れるようになった」といった声を聞いています。職員の働きやすさの改善とサービスの質向上を両立したい!という想いが伝わっていて嬉しいですね。
当施設では、特養では少し難しいと言われる自立支援促進加算の取得を行っています。
今回の介護報酬改定で、これまで長年取り組み続けてきた「質の高いケア」の提供を目指した取り組みは間違っていなかったんだ!と自信になりました。これまで行ってきた心ある寄り添った介護のさらなる推進のため、ICTの積極的な導入・活用を行い、今後も「質の高いケア」を提供し続けるべく、自信を持って進んでいきたいと思います。
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