導入事例

「ほのぼの」シリーズで、
現場の課題解決に繋がったお客様の声をご紹介します。

▼「ほのぼの」シリーズで解決したお困り事
ケアの質向上 コミュニケーション活性化 センサー連携・活用 タブレット活用 ペーパーレス化 多職種連携 記録の効率化
“人手不足の壁”をICTで突破。特養ことぶきの森が「生産性向上加算Ⅰ」を取得した理由
介護事業(入居系) 福岡県

ITツールを活用した業務効率化に取り組み、生産性向上推進体制加算Ⅰを取得した、社会福祉法人佐与福祉会 特別養護老人ホーム「ことぶきの森」。
本事例では、施設長の藤井俊文様に、その取り組みの背景と効果についてお話を伺いました。

施設情報

社会福祉法人 佐与福祉会
地域密着型介護老人福祉施設 特別養護老人ホーム ことぶきの森
福岡県飯塚市鯰田字水ヶ坂696番地21
TEL:0948-92-5055

特別養護老人ホーム ことぶきの森について

特別養護老人ホーム ことぶきの森 施設長 藤井 俊文さん

特別養護老人ホーム ことぶきの森
施設長 藤井 俊文 様

当施設は、29床の地域密着型特別養護老人ホームです。併設としてショートステイが10床あり、合計39床の施設になります。
基本的なケアの質の向上に加え、テクノロジーとの融合を図り、未来型介護を推進できる施設を目指して運営しています。

デジタル化を積極的に進めた背景について

地域柄、過疎地域であるため、テクノロジーを活用した業務効率化は必須であると考え、段階的に導入を進めているところです。機器を選定するうえで、まず第一に考えているのは「職員の代わりになるかどうか」という点です。デモを活用しながら慎重に見極め、実際に現場で使えるものを選ぶようにしています。

利用している見守り機器について

見守り機器については、カメラ型の「みまもりCUBE」と、バイタル情報を取得できる「Sensing WaveⅡ」の2種類を導入しています。
全29床に加え、ショートステイ5床分にも導入しており、さらに共有スペースにも設置しています。合計35台のカメラで見守り体制を構築しています。
これらの機器を連携させるため、インカムを活用した情報共有を行い、記録ソフトには「ほのぼの」を使用しています。得られた情報はすべて記録に反映し、職員間で共有できる体制を構築し、運用しています。

センサー機器や記録システムを電子化する前は、部屋の状態を確認するために実際に部屋まで行く必要があり、記録も紙媒体が複数存在していたため、ファイルを取りに行くなど、動線が非常に大きくなっていました。
しかし、これらの機器を導入したことで、同じ場所でパソコン上で処理ができるようになり、同じ情報を複数の職員が取りに行く必要もなくなりました。その結果、職員の業務効率化に大きな効果が出ていると感じています。

現状では、センサーで得られた情報を職員が記憶したりメモに残したりし、それを記録ソフトへ手入力する運用をしています。
今後、検知した時間や内容が自動的に記録ソフトへ反映されるようになれば、さらなる業務効率化につながると期待しています。

ICTの活用について

機器を導入すること以上に、「使いこなすこと」の方が難しいと考えています。
そのため当施設では「介護ロボット活用チーム」というプロジェクトチームを立ち上げ、毎月1回、業務改善に関する話し合いを行っています。
操作に慣れている職員が中心となって指導する体制を整え、運用しています。
導入しただけでうまくいくわけではありませんので、日々業務改善を繰り返しながら、工夫と努力を重ねて運用しています。

各機器の導入効果について

令和6年度の介護報酬改定では、さまざまな加算の算定要件として、計画書やデータの提出が求められるようになりました。
その中で「ほのぼのNEXT」を活用することで、複数職種が多様なデータを共有する必要がある状況でも、システム上でデータを取り込み、一元管理できたため、介護報酬改定への対応は非常にスムーズに進んだと感じています。

また、科学的介護を推進するうえで、データの把握は非常に重要です。
当施設ではカンファレンスの際にもデータを画面に表示し、数値に基づいて利用者様の状態を確認し、次のケアプランに反映しています。
こうした取り組みができているのは、情報をデジタル化し、一元管理できているからだと感じており、大きな効果が得られています。

ほのぼのNEXT導入の前後での変化について

多職種がそれぞれ計画書を作成し、やり取りを行う中で、コミュニケーションが増え、相手の仕事内容が見えるようになったと感じています。
情報共有がしっかりできているため、ご家族への説明も的確に行えるようになり、ご家族からも好評をいただいています。職員間のコミュニケーションも活性化したと感じています。

生産性向上推進体制加算を取得してみて

生産性向上推進体制加算の上位区分である「加算Ⅰ」を取得することを決め、(2024年)4月から取り組みを開始し、8月に算定しました。
準備期間では、利用者様の評価と、特に苦労した点として、業務のタイムスタディのビフォー・アフター測定がありました。
実際に業務の洗い出しを行ってみると、無駄が非常に多いことを実感しました。
その中で業務改善を進め、さらにカメラやセンサー機器を活用した体制を整え、人員配置の最適化も図ることができました。
夜間帯など人手が不要な時間を減らすことができ、業務効率化につながったと感じています。

生産性向上推進体制加算を取っていこうという施設に何かメッセージをお願いします

機器をそろえることが一つのハードルにはなりますが、それ以上に、業務改善やタイムスタディを施設全体で取り組む必要があるため、取得が難しいと感じる施設も多いと思います。

ただ、通常業務を見直す良い機会にもなり、ガイドラインに沿って取り組むことで、業務改善とケアの質の向上の両面で高い効果があると感じています。
ぜひ多くの施設で取り組んでいただければと思います。

PAGE TOP