2020年10月19日　第101回社会保障審議会　障害者部会が開催されました。
第101回では、これまでの論点を振り返り、さらに議論が行われました。
議論された内容は主に下記の内容となります。
 
■障害入所施設における18歳以上入所者（いわゆる「過齢児」）の移行について
18歳以上の障害者については、就労支援施策や自立訓練を通じ、地域移行を促進してきたが、特に都市部において、強度行動障害者等の障害福祉サービスでの支援の提供の場が不足している状況等があることから、障害児入所施設の指定を受けていることをもって、障害者支援施設または療養介護の指定基準を満たす場合、みなし期間を3年延長し、令和3年3月31日までとしたものの移行が困難な者が想定される。
 
移行が困難な者は、新たにグループホーム等の移行先を整備する必要があるケースもあると考えられる。
こうした状況を踏まえ、速やかに、新たな移行調整の枠組み等を議論する実務者のオンライン協議の場を厚生労働省に設け、令和3年夏までを目途に結論を得ることとし、また現入所者が移行先が決まらないまま退所を迫られることがないようにするために、現在、障害児入所施設に入所中の者に対しては、一定期間、特例的に「経過的施設入所支援サービス費」および「経過的生活介護サービス費」を支給する方向で、所要の法令改正（報酬告示等）の検討が協議されました。
 
■障害福祉サービス等報酬改定検討チームの議論の状況
第14回～第17回の開催分について経過の確認が行われました。
《第14回》
　・共同生活援助に係る報酬／基準について
　・自立生活援助、地域相談支援に係る報酬／基準について
　・自立訓練に係る報酬／基準について
　・地域生活支援拠点等に係る報酬／基準について
 
《第15回》
　・就労移行支援に係る報酬／基準について
　・就労定着に係る報酬／基準について
　・就労継続支援Ａ型に係る報酬／基準について
　・就労継続支援Ｂ型に係る報酬／基準について
　・就労系サービス（横断事項）に係る報酬／基準について
 
《第16回》
　・児童発達支援に係る報酬／基準について
　・放課後等デイサービスに係る報酬／基準について
　・障害児通所支援（共通事項）について
　・医療的ケア児に係る報酬／基準について
 
《第17回》
　・福祉型障害児入所施設に係る報酬／基準について
　・医療型障害児入所施設に係る報酬／基準について
　・障害児入所施設共通に係る報酬／基準について
　・居宅介護に係る報酬／基準について
　・重度訪問介護に係る報酬／基準について
　・同行援護に係る報酬／
　・行動援護に係る報酬／基準について
　・重度障害者等包括支援に係る報酬／基準について
 
■障害者就労に係る最近の動向について
新型コロナウィルス感染症の対応に係る障害者就労分野の状況や、雇用と福祉の連携などについて意見が取り交わされ…
 

 
 
本内容は重要論点を抜粋し、議論の際の発言などをまとめたもので、掲載当時のものです。
掲載内容は「意見」であり、未確定事項になりますのでご注意ください。
詳細については厚生労働省の資料をご確認ください。