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NDSコラム

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介護職にとっての健康管理とは3
~介護職のストレスケア~

2018/12/25

介護職というとストレスが多く、働く時間帯も早出・遅出・夜勤といった不規則ローテーションがあるので、肉体的にも疲れが溜まりやすいのではないでしょうか。それに加え、利用者様に対して行うサービスなので、人間関係の摩擦もあるかもしれません。
介護職は利用者さんに心地よくサービスを受けてもらうために奔走する一方で、自分のケアには無頓着な方もいらっしゃいます。そこでここでは介護職の皆さんのストレスケアについて、取り組んだ方が良い理由とどんな方法が良いのかを解説していきます。

どうして介護職のストレスケアは大切か

どんな職種や業種であろうと、仕事をしている以上は何かしらのストレスが溜まるでしょう。やりがいを感じている仕事なら継続したいと思うでしょうが、ストレスを解消しなければどんな仕事でも上手に業務をこなすことが難しくなってきます。特に介護職はこのストレスとの関係が非常に密接になっています。 どうして介護職のストレスケアが必要になるのかというと、介護職員自身の心の健康が利用者さんへのサービス向上に反映されるからです。いつもイライラして利用者さんに対応するのは想像したくないでしょう。そして精神的に不安定なら、コミュニケーションもうまくいきません。 そしてその先は、事故が起きてしまう、利用者さんとトラブルが起きるかもしれません。そんなことが起きないためにも、常に質の高いサービスを提供するなら、介護職員のストレスケアはとても大切であることを認識しておきましょう。

実際に介護職のストレスは何が多いのか

介護職のストレスとはいったいどんなものが多いのでしょうか。「介護労働実態調査」(介護労働安定センター平成27年度より)から、介護職員のストレス調査の結果を参考にしてみました。中でも入所型や訪問系全部含めて統計を取ったものがありました。 一番のストレスは人手不足でほぼ半分に達していました。次に多いのが給与体系(40%)、休暇が少ない(又は取りにくい)(30%)、体力的に厳しい時がある(30%)、メンタル面で厳しい(27%)、休憩のタイミングが取れない(26%)、人が少ない時間帯(夜間・深夜)に何か起きないか心配(17%)という結果が出ました。 一見職場や給与の不安が多くあるように見えますが、実際は体力・精神面でも大きなプレッシャーがあることがわかります。これが継続してしまうと、体力・精神面でも健康が崩れて、良いサービスができなくなります。 事業所では介護職のストレスケアとストレスマネジメントは運営する上ではなくてはならないものになっています。特にメンタルケアは事業所運営ではリスクマネジメントの一環として必ず取り組むべき課題の一つです。もちろん日頃から介護職員のストレスを相談できる環境を整備しておくことが大切です。

ストレス解消の方法とは?!

介護職でなくてもストレスとの付き合い方が上手な人は、生活(仕事)上手と言えるでしょう。そしてストレスケアをするなら、本人がストレスへの対処能力を上げておくことも重要です。これは対処能力が高まれば、自然とストレス解消も上手になるからです。

具体的なストレス解消のための対処能力を高めるには次の様なことに気を付けてみてください。

・生活習慣の見直し(睡眠や運動・食習慣) ・客観的にストレスがどの程度溜まっているかを把握する ・柔軟な思考を形成する ・時間の使い方に工夫してみる(有効に使う) ・気兼ねなく話せる友やパートナー、恋人がいる ・リラックス法を2つくらい持っている ・自分の置かれている状況を上手に表現してみる 当たり前のような内容だと思われた方もいるでしょうが、これらの項目を全部できる方はストレス対処が上手にできる人です。ただしこれはあくまで目安なので、これ以外にも対処できる方法がある方は一例程度でご覧ください。 また介護職の特殊な働き方に夜勤や交代勤務というものがあります。この働き方には不眠が生じやすいというデメリットがあります。そのため睡眠には少し気をつかってみてください。例えば夜勤日の数日前から徐々に就寝時間を遅めにする、遮光カーテンなどを使って眠りにつきやすい空間をつくるといったことです。普段から何気ない工夫をしておくことが、ストレス対処に強いマインドを作ります。

まとめ―利用者の介護だけでなく、自信のセルフケアも重要!!

介護職のストレスは普段からケアを自らする習慣が大切であることがわかりますね。ここでご紹介したセルフケアを身につければ、ストレスに強いマインドを維持できるだけでなく、結果的に仕事の質を安定させることが可能になります。何より、ストレスフリーの習慣をつけることは、職場の人間関係(同僚や利用者さん)を好循環にして、良い仕事環境を構築することができます。 また手作業を減らして効率的に仕事をすることもストレスフリーには大切です。例えばNDソフトウェアの「ほのぼのNEXT」を利用してみるのも、ストレスを軽減することにつながるのではないでしょうか。情報共有が一瞬でできる、申し送りや利用者さんの要望がすぐわかる、このようなツールが「ほのぼのNEXT」です。ご興味のある方は是非一度、ご相談ください!

当コラムは、掲載当時の情報です。

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