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NDSコラム

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ICT活用で変わる介護の現場3~ICTで見守りケアが進化!~

2019/01/23

介護の現場で導入されつつあるITC化ですが、介護現場に限らず最近ではいろいろな場面でも活用が期待されるようになってきました。少なくとも働き手が減ってきた産業分野が多くあるという現状では、ICT化は必須と言えるでしょう。
そこでここでは介護の現場を変えるICT化の事例として『見守りケア』について解説していきます。『見守りケア』を導入することによる実際のメリットや効率化についてご紹介します。

見える化できる『見守りケア』

例えば夜間に利用者さまがどのような健康状態なのかを知るのもICT化の得意な部分です。健康状態に加えて活動状態もモバイルやタブレット端末でリアルタイムに確認することが可能です。これはセンサーが必要な個所に付けられており(システムによっても差はあります)、センサーにより取得された利用者さまの情報を通知してくるもので、異常があればアラートが鳴るようになっています。 室内環境だけでなく利用者さまの状態が詳しくわかるので、何かあれば駆けつけることができ、状態によっては提携クリニックなどに連絡(相談)することもできます。例えば細かい利用者さまの情報の中には、呼吸・心拍数からトイレ使用回数まで多岐に渡ります。このようなデータから、病気の予兆を早く発見することにも役立ちます。 人が細かくチェックしないとできなかった部分をICT化したことで、介護職員全員で見える化でき、その結果介護職員の本来やるべきケアがより上質になるという好循環が生まれます。

ICT化でカバーできることが増えると人がやることに注力できる環境に!

上記の『見守りケア』でもわかるように、ICT化の目的は介護職員の仕事の効率化だけではありません。もちろん不足している人材を補完する意味でも必要ですが、それだけでなくケアの質がアップします。これは介護職員が実際に行わないとできないケアに集中することができるので、自然と介護の質が良くなるということです。 またきめ細かい情報が送られることで、利用者さんが浅い眠りしかできない場合でも不用意に起こす必要がない、体を動かして確認することもないので介護職員と利用者さまの両方にメリットが生まれます。きめ細かい情報が取得できるからこそ、ケアがより上質になり、高いレベルでのリスク管理が可能になります。一例をご紹介すると、夜間に利用者さまの具合が悪くなった場合でも、人の目視確認では限界があり、駆け付けることができないこともありました。しかしこのようなシステムを導入すると不慮の事故(気が付かないということ)を最小限に抑えることも可能になります。

介護の現場ではICT化を進めるためには介護職員の同意が必要

介護業界はこのようなICT化がかなり遅れていると言われていました。しかし実際に介護する担い手が少なくなっている現在では、人が行わなくても効率的に行える仕事に関しては積極的に導入すべきである、という事業所の声も聞かれます。 しかしいくら管理職や経営者が導入を進めようとしても、本当に必要な現場の介護職員の同意が無ければシステム構築はできません。実際に進めようとしたのに、反発があり断念した、という事例もあります。 では反発を受けないために、どのように導入を進めていくのが良いのでしょうか。システムが仮にどんなにすばらしくても、実際に使用する側の意見をしっかりと聞くことが鍵になります。そして現場の運用にどのように落としていくのか、システムの精度をしっかり検証してみる、といったことに注意していく必要があります。 最初は反対していた職員の方でも、使っていくうちに『慣れ』ていき、なくてはならないツールになっていったという例もあります。理屈や仕組みの把握が苦手という方でも、使っていくうちに徐々に良さが実感できたという感想もあります。つまり導入当初はシステムの浸透が進まないことがあっても、現場の声に合わせて使いやすく徐々にカスタマイズしていけば、最終的には強力な補助ツールになるということです。

まとめ―体験してみると便利であることはわかる!

今までデジタル機器は苦手という介護士さんでも、いざ管理ツールを見ると「なんだ!スマホなの?」というご意見が出る時があります。身近になったICT化ですが、まだまだ導入に二の足を踏むという経営者も多くいらっしゃいます。 でもこれからは経営者や管理職の方も業務のICT化を進めて、職員の方の笑顔を増やしてみませんか!例えばNDソフトウェアの「ほのぼのNEXT」は、ケア記録や請求業務などのICT化が可能です。従来の手作業で行っていた業務を各段に効率的にしてくれる画期的ツールです。ご興味のある方は是非一度、当社にご相談ください。

当コラムは、掲載当時の情報です。

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