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NDSコラム

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ICT活用で変わる介護の現場5
~ICT化の注意点とは!~

2019/02/12

介護業界でもICT化という業務改革が叫ばれています。しかし言葉やイメージではなんとなくわかっていても、具体的にはどこをどうすれば良いのか悩む方もいるのではないでしょうか。ある日、経営トップの方が決めてしまう、現場の声を聞かないまま導入してしまうなど、一旦決まっている作業フローに変革をもたらすことは簡単にはできません。
そこでここではICT化をお考えの介護事業者・介護職の方に、ICT化のポイントについて
どこに注意すればよいのかを解説していきます。

クラウド化する最大のメリットはどこでも記録できること

ソフトウェアを提供している製品を使うと、クラウド化という言葉を聞いたことがあるかもしれません。インターネットを介してユーザーにサービスを提供する形態を指す言葉で、実際にデータが格納されている物理的な保存場所を意識することなく、サービスを利用することが可能です。 このような形態のサービスの最大のメリットは、どこにいても記録ができ、そしていつでも閲覧できることです。つまり事務所で特定のPCを使って毎回記録する必要がなく、持ち歩ける端末(この場合はスマホやタブレット)にその場で記録したり、場合によっては自動入力されたりします。 そして最大のメリットは先ほどもお伝えした通り、どこにいても記録ができることです。その結果、どんな場所にいようと一瞬で情報が共有でき、かつ緊急事態にもすぐ対応することが可能になります。いちいちどこか特定の場所にいかないと利用できないシステムではありません。そしてそれが業務の効率化を実現してくれます。

機器選定やアプリケーション導入などは専門家を雇うべし

介護業界では、ICT化を行う場合に様々な機器が存在しています。どれも便利そうで、かつ魅力的に見えます。しかしITの専門家ではない介護職員の方が、それらの機器の機能を理解するのは難しい場合があります。また一見優れて見えても、実際の現場では不都合があったという話もあります。 もちろんこれは介護職員だけでなく、管理職も同様です。特に決済や決断をしないといけない管理職であれば、それら機器の機能をしっかりと理解しておかなければなりません。メリットは何か、デメリットはどの部分か、現場に落としやすい機能なのか、といった幅広い理解です。 経営者や管理職が一人で判断するには、限界があるということがおわかりいただけるのではないでしょうか。そこで機器選定やアプリケーション導入を行うならITの専門家を雇う、もしくはそれらのサービス提供をしている方にしっかりとアドバイスをもらうことです。 そうすればIT機器の目まぐるしい変化にも対応でき、かつ現場に何が最適なのかを把握することが可能になります。

どこまでをロボットにさせるかが重要

ICT化は介護職員の負担を減らしてくれる反面、全部ゆだねることはできません。これが実は一番難しい判断で、どこまでをICT化するのか、どんな機器を入れて運用するかによっても職員の負担が変わってきます。例えば利用者さまの体温、脈拍、心拍数、睡眠など、状況把握に必要となる項目があるとしましょう。これはほんの一例でしかありませんが、さらに細かい情報が必要である、もしくは取り方に工夫が必要である、というニーズも生まれてくるかもしれません。しかしその結果として、データ収集にこだわるあまり、使い勝手の悪いシステムになることもあります。全て機器に頼るのが正しい使い方でないこともあるということです。 それを避けるには、機器に依存することが多くなる部分とそうでない部分を分けて考えることが重要になります。その意味からもどこまでをロボットにさせるか、その判断を誤ると現場の方に作業の負担がかえって増えるかもしれません。それを避けるには、本当に依存する部分がどこまでなのかをよく分析してから導入することが大切です。

まとめ―導入が目的ではなくファーストステップです!

便利な機器の導入は、人材不足の現場では願ってもないことです。そして現場に合った機器やシステムがあれば、労働環境を変えることも可能になります。それが良い人材が定着するきっかけにもなります。一方で導入ばかりに熱心になり、肝心の機器を使いこなせないこともあります。つまりするべきことは導入後からの安定運用であり、導入は単なる開始地点でしかないということを忘れないでください。 ICT化の注意点をご紹介しましたがこれから導入をお考えの方にはNDソフトウェアの「ほのぼのNEXT」をお勧めします。導入のご相談から、それぞれの事業所に合った使い方、カスタマイズまでを完全にフォローいたします。ご興味のある方は是非お問い合わせください!

当コラムは、掲載当時の情報です。

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