NDソフトウェア株式会社
NDSコラム

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ICT活用で変わる介護の現場8
~ケアマネ編~

2019/03/20

介護業界では現在ICT化という課題が提唱されていますが、実は人工知能も介護業界をサポートするために活用され始めています。
例えばケアプランを作る作業がありますが、それをAI(人工知能)が行うというツールが実際に登場しています。今回はそんな夢のような話の実際と、ケアマネージャーのお仕事との関係についてご紹介します。

AIが行うケアプラン

AI(人工知能)という言葉が最近よく出てくるようになりました。いろいろなメディアでも扱われるようになり、今まで人が行っていた作業をAIが代わりにやってくれるので、かなり話題になっています。 しかし実際にAIが得意なのは、情報を瞬時に収集してまとめるという部分です。例えば人が行うとすると、条件が違うデータを一つにまとめる場合、かなり時間がかかることもあります。しかしAIはそれを一瞬で行うことが可能で、しかもDBに格納してくれます。そして利用者様がどんな状態にあるのかも一瞬で把握できるようになります。 実際に医療分野ではすでに使われており、介護の現場ではケアプランなどを作るツールとして活用され始めています。

実際に活用するとどうなるのか

AIはデータを収集してDB化すればすぐ終わりという訳ではありません。膨大な情報を処理し、かつ深層学習(ディープラーニングといいます)をさせていく必要があります。つまりデータを入れてすぐ活用、という流れにはなりません。また多くの施設で使われないと情報が収集されず、学習できないという問題もあります。 つまり実際に活用するには少しハードルが高い部分もあります。そうなると心配になるのがケアマネのお仕事は一体どうなってしまうのか、ということです。この話は介護業界に限ったことではなく、『なくなる仕事があるのではないか』という疑問に行きつきます。 しかし実際にはもしケアプランができるAIが登場したとしても、ケアマネのお仕事はなくなりません。それは人であるケアマネしかできないお仕事が存在し、かつケアマネジメントの質がもっと向上する可能性があるからです。特に介護の業界において、より高い質を求めるニーズがいつもあるので、そこに良い効果をもたらすと考えられています。

AIがケアプランを計画すればケアマネの質は向上します

仮にAIがケアプランを計画し、その精度が向上するとケアマネジメント自体の質が上がります。そして同時にケアマネージャーのお仕事が、さらに質を求められるものになるはずです。それはケアマネージャーがケアプランだけを作成することだけではないからです。むしろ人しかできないサービスに関して、利用者様ごとのニーズに合ったきめ細かいものに対応することが可能になります。 例えば持病がある利用者様のお食事管理や認知症ケア、訪問介護を推進するといったケアマネージャーが関与しないとできない(もしくは進まない)仕事も相当たくさんあります。利用者様の状態を把握すると同時に、維持から改善・自立を進めるのもケアマネージャーのお仕事です。AI任せには決してできない部分が多く、AIはケアマネージャーのお仕事をあくまでフォローするだけです。

まとめ―人に対応するお仕事はやはり人が必要

ケアマネージャーがケアプランを作る場合、手間と時間がかかります。利用者様おひとりおひとりに合ったプランが必要になります。しかしそれをフォローしれくれるAIが登場すれば、さらに良いケアを提案でき、かつ今まで以上にきめ細かいサービスが提供できるようになるでしょう。ICT化推進は、事業者・介護職員・利用者様のいずれにも良い結果をもたらします。ケアマネージャーの負担軽減を目指し、さらに質の良いケアをしていただくためにも必要です。 NDソフトウェアでは「ほのぼのNEXT」シリーズがお仕事の負担軽減を目指して設計されています。導入前のご相談から運用後のご相談、カスタマイズまでいろいろなご相談をお受けしています。ご興味のある方は是非ご連絡ください。

当コラムは、掲載当時の情報です。

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