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チームケアにおける介護職員としての心得

2018/09/19

医師、看護師、介護士など、異なる専門職がチームを組んで介護を必要としている人のケアにあたることを「チームケア」と呼んでいます。介護職員同士でチームを組み、24時間365日途切れなく継続したケアを提供する際も同様にチームケアと呼びますが、自立生活支援を実践する場においては、さまざまな専門職がお互いの知識や技術を持ち寄り、連携を図りながら働きかける姿勢がより重要視されます。
ここでは、チームケアを行うにあたって心得ておくべきことをご紹介していきましょう。

チームケアの必要性

少子高齢化の加速化を背景に、より少ない人数で多くの高齢者を支える仕組みの強化が急務となっています。その一つとして、地域包括ケアシステムの推進が挙げられ、医師、看護師、社会福祉士、介護士などの専門職が一丸となって、介護および自立生活支援に取り組む「チームケア」の重要性が改めて認識されています。 チームケアの体制が強化されることにより、介護を必要としている高齢者とその家族は、「多くの人に見守れている、支えられている」という安心感を得ながら、地域で孤立することなく自分らしい生活を営むことができます。  

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チームケアの意義

介護の現場においてチームケアを実践することにより、さまざまなメリットが得られます。介護士だけがケアに関わる時に比べ、より幅広い視点でケアに必要な情報を得られる点もその一つです。 たとえば、医師、看護師、歯科医師がチームに加わることにより、持病の管理や緊急時の対応もスムーズになるでしょう。さらに、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職が加われば、自立生活に向けた訓練や住環境の整備にも積極的に取り組むことができます。 このように、チームケアでは、介護を必要とする高齢者や家族が抱える問題の解決、さらには目標の達成に向かって、それぞれの専門職が持つ知識や技術を持ち寄り、一貫したサービスの提供が可能となります。  

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チームケアの向上を目指すには? 介護職員の心得

より良いチームケアを実践するには、まず、チームを構成する職種の専門性をお互いに理解しておくことが大切です。医師、看護師、介護士以外にも、地域のボランティアや民生委員など、高齢者の生活に関わる全ての職種が、どのような立場から、どのような役割を果たすのか、あらかじめ把握しておきましょう。それにより、何か問題が発生した際にも連絡・連携をスムーズにとることができます。 他職種の専門性を理解すると同時に、介護職員としての自分の専門性をしっかりと自覚しておく必要があります。介護職員は、高齢者にとって最も身近な存在として、チーム内でどのような役割を果たせるかを常に意識するようにします。 また、現場で得られた情報をチーム内で共有する心掛けも欠かせません。大きな事故やケガ、トラブルを未然に防ぐためにも、ケア場面で発生した問題はチーム全体で検討し、解決する姿勢を身につけましょう。 チームケアが充実してくると、チーム内のコミュニケーションがスムーズになり、どんな場面でも自然と協力体制が生まれるようになります。日頃から積極的にチームへ働きかけ、チームケアの向上を目指して行きましょう。

当コラムは、掲載当時の情報です。

   

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