NDソフトウェア株式会社
NDSコラム

介護支援ソフト「ほのぼの」シリーズのNDソフトウェアです。介護業界・障がい福祉業界の、トレンドや情報を発信しております。

特別養護老人ホームで活用! LIFE対応とほのぼのNEXT導入による変化

2022/04/14

2021年11月にLIFE算定を開始した「サニーヒル横浜」様より、LIFE運用までに取り組まれたこと、苦労されたことなどをお聞きしました。

特別養護老人ホ-ム サニーヒル横浜様

住所
〒241-0802 神奈川県横浜市旭区上川井町426番
Tel
045-920-0320 (代表) 045-920-1250 (生活相談員)
FAX
045-920-0321
URL
http://sunnyhill.or.jp/yokohama/facility/

清水氏

特別養護老人ホ-ム サニーヒル横浜
施設長
 

サニーヒル横浜様はどういった事業所様でしょうか?

清水

サニーヒル横浜は、全室個室のユニット型の施設です。

「ここを利用して良かった」と思っていただけることを理念に、ユニットケアを中心に行っている施設です。

職員数は130名前後で、実際にほのぼのNEXTを使っているのは100名ほどです。ショートステイを合わせて150名のご利用者がいらっしゃる特別養護老人ホームです。

2021年度の介護報酬改定より「科学的介護推進体制加算」が新設されましたが、サニーヒル横浜様ではどのように対応しましたか?

清水

当施設では、科学的介護推進体制加算、いわゆるLIFE加算が始まると決まった段階で誰がどういう風に出していくのか、準備をどうするのかといった検討を始めましたが、それが1、2ヶ月ではとても終わらないと見越していましたので2021年の10月からの算定を目指して提出をすることに決めて、改正が施行された2021年4月から準備を開始しました。

LIFEへの対応の準備は順調にいきましたか?

清水

NDソフトウェアさんがいつも送ってくださるメールを参照したり、ほのぼのNEXTの段階的なバージョンアップの情報を随時理学療法士がメインになり吸い上げていき、それに合わせて自分たちの動きをすり合わせていきました。10月から算定する予定だったのですがそこは間に合わなくて1月遅れの11月から開始しました。

ちょうどほのぼのNEXTのLIFE完全対応の時期と施設の準備がうまく合っていたので11月の段階では何の問題もなく提出できました。準備にちょうど半年ほどかかりましたが、結果的には良かったかなと思います。

LIFE対応にあたり、主に担当された理学療法士の川本さんに取り組み方や体制などお伺いしました。

川本氏

特別養護老人ホ-ム サニーヒル横浜
理学療法士
 

科学的介護推進体制加算の取得を目指す中、現場ではどのようなことが課題だったのでしょうか

川本

当施設では2021年11月から科学的介護推進体制加算を取得予定でしたので、2021年4月の段階ではどのような情報が必要なのかというところを調べる作業を、まずは行いました。

必要な情報量がかなりあり、この情報をどのように収集するのか、その収集した情報をほのぼのNEXTに誰が入力するのか、そして入力した情報を誰がチェックするのかという担当決めが課題でした。

そこは職員間で話し合って、どの職員が適しているのかを考え臨機応変に対応しました。

LIFEへの対応で大変だったことは何ですか?

川本

最初はソフトへのデータ入力量が多いのでかなり大変でしたね。

ですが、そこはあらかじめどの情報が必要か分かっていましたのでエクセルに全部入力しておき、それをコピーペーストするだけの状態にしておきました。その点に関しては事前に情報を知れて準備できたので良かったかなと思っています。

何より事務作業が増えたことが大変でした。初めての作業では全データを入力する必要があり、また3か月後に再度変化があった点を入力しなければいけないので、その更新作業にもかなり時間がかかってしまいました。

その中でも一番大変だったことは何でしたか?

川本

チェック作業がかなり大変でした。ちゃんと入力したかと思ったら、一部のデータが間違っていたりすることもありました。そのため、その分利用者さんのリハビリなど直接かかわる時間は減ったかなと思います。

入力を効率化し、LIFEを上手に運用するために必要なことはどんなことだと思いますか

川本

入力された情報を全体的に見ることが大事だと思います。

例えば私は理学療法士なので個別機能訓練のところだけ見てしまいがちですが、それではダメで、その前の「利用者管理」の画面のADLや疾患名などが合っているかどうかなども見ることが大事です。

そこが間違っていたので他にも影響していたこともありました。そのためチェックは時間をかけ、しっかり行いました。

あとは新しく入居された人や退所された人の入力漏れがないかをチェックすることも大切です。

初めてのことや始めたばかりなので、漏れや抜けが多くありますが、慣れてくると違うと思います。

今後のLIFE関連加算対応についてのご予定をお聞かせください

清水

今は科学的介護推進体制加算と個別機能訓練加算を取っています。

2021年4月からは暫定的に褥瘡ケア加算を取っていたのですが、LIFEが要件である区分を2022年4月から算定予定です。

今後は口腔ケア関連の加算もLIFEの方で取れるように準備をしていきます。

 

次に、ほのぼのNEXTの導入にあたり、記録の電子化への取り組みや、請求業務、ICT化による変化などについてお話を伺いました。

1 2

PAGE TOP