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NDSコラム

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介護職の人材育成とは4
~ICT化と人材育成の関係とは~

2019/02/26

介護業界の人材育成は、将来を見据えて『人財』にしたいという希望の事業所が多いと言われています。介護職は人材が支えますが、本当はその人材が人財として会社を支えていくので、それが介護事業の大きな課題にもなっています。介護職はどんなにICT化が進んだとしても、人が支える構造に変わりはありません。
そこで今回はICT化という介護業務の効率化と人材育成の関係について解説していきます。どんな人材育成が可能なのかを一緒に見てみましょう。これから事業所をICT化・IoT化したい方は必読の回です。

人材の評価システムの明確化により定着率アップ

国が現在決めている介護のキャリア段位制度にはさまざまなものがありますが、これは職員のスキルを細かく評価しなければなりません。手作業で行う事業所も多く、レベルをグラフや数値化していきますが、これらをシステム化することで一定の基準に沿った評価が可能になります。そして透明化ができ、公平な評価が可能になります。 もしスキルを可視化(グラフにしたり表にしたり)できたら、介護職員の現在の能力やウイークポイントも上司と共有化しながら把握することが可能になります。そして職員が今後学ぶ必要がある部分が把握でき、上司はそのグラフや分析表をもとに指導方針を決定することができるようになります。 その結果一定の基準で作られたシステムにより、公平な人事評価が可能になります。つまり結果として今まで不透明であった人事評価も透明化できるため、管理職と職員の両方で納得しながら課題解決できるようになります。そして事業所の人材の定着率がアップするようになります。

介護職員の現場の疑問に応え、満足度がアップする

介護職員が現場で疑問があった時、OJTが必ずできるとは限りません。もちろん管理職や直属上司と一緒に組んで仕事を行うのですが、必ずしも疑問に応えてくれる(時間が合うなど)時ばかりではありません。 しかしICT化を導入すると、インカムで遠隔の先輩や上司にその場で相談できる、スマホに利用者さま情報が掲載されているので「すぐ応えてくれる環境」が構築できます。そしてその場でスキル不足の介護職員のフォローができ、OJTする側も何が不足しているのか把握できるので、お互いにとってメリットが生まれます。 介護の現場はその時に説明を受けないと把握できない作業が多くあります。しかし従来はその場で先輩や上司が教えないと伝わらないこともあり、それが責任ある立場の職員の仕事を大変にしていました。そして離れた場所にいる先輩職員は、いちいち後輩の仕事現場に行かないと指導できないということが一般的でした。 しかしICT化した結果、どんな場所にいても情報の共有化ができ、申し送りも一瞬でわかるようになりました。これにより、先輩(上司など)職員や後輩職員のどちらにもメリットが生まれました。不満になりがちだった先輩や上司のフォローがいつでも受けられるのは、介護職に不慣れな人材にとって心強いはずです。

良いサイクルを生み出すきっかけになる

ICT化により職員の動向が把握しやすくなった、疑問点を上司が理解しやすくなった、という話をよく聞きます。つまり情報共有しやすくなったので、誰がどこで何をしているかを管理職側で把握しやすくなったということです。 人材管理の問題でよくある話は『不満の内容が分からず離職してしまう』というケースです。もちろん介護職だと想像できるのが、精神的・肉体的ストレスなのだろうと思ってしまいます。しかし実は仕事がなかなか教われなかった、OJTが不十分だった、知りたくても聞けない、申し送りが不十分であったというような、管理側の想定と少し違う場合もあります。 実際にICT化を進めていくと、ベテラン(勤続年数5年以上)が辞めてしまうということも減り、そのおかげできちんと仕事が回り、利用者さんの満足度がアップするという良いサイクルが生まれます。

まとめ―人材育成はICT化から!

人材育成をしながら、定着率を保つのはとても大変です。特に介護現場では教育の重要性がわかっていながら、なかなか取り組みにくいという現状があります。そこで介護業界に一石を投じることができるのがICT化・IoT化です。 例えばNDソフトウェアの「ほのぼのNEXT」を活用してみるのも、介護現場を改革して人材育成に一役買います。処遇改善だけでなく、生産性向上につながるシステムです。ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください!

当コラムは、掲載当時の情報です。

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