NDSコラム

仕事 2020/10/19
介護職のストレスを軽減しよう!
ストレスの原因と対処法を紹介

介護職は日々の業務の中、様々なストレスを抱えています。強いストレスがかかった状態が続くと、介護の仕事が続けられないほどの弊害を及ぼします。そんな介護現場のストレス問題に頭を悩ませている事業者が多いのが現状です。介護職のストレス問題を解決するためには、原因を明らかにして有効な対処法を実践していくことです。

そこで、介護職のストレスの原因と、解決するための対処法を紹介します。
 

介護職のストレスが招く深刻な弊害

介護職の日々のストレスがうまく解消できないでいると、業務に支障が出るほどの深刻な影響を及ぼすことが知られています。
代表的なものを見てみましょう。
 

腰痛

介護職の代表的な職業病ともいえる腰痛は、入浴や排せつなどの身体介助時に腰に負担がかかることが原因とされてきましたが、昨今ではストレスからくる心因性の腰痛が原因のひとつであると考えられています。(※1)
つまり、強いストレス環境下で働く介護職は、心身ともに腰にダメージを抱えることで強い腰痛を引き起こすといえます。強い腰痛は日常生活もままならないほどの影響を及ぼします。そんな中で業務を続けてしまうと、無意識のうちに腰痛から腰をかばうように、無理な体勢での介助を行ってしまいます。その結果さらに腰への負担が強くなってしまい、椎間板ヘルニアなどを起こしてしまうこともあるのです。
 

バーンアウト(燃え尽き症候群)、介護うつ

バーンアウト(燃え尽き症候群)とはストレス症状のひとつで、仕事でのストレスを要因として無気力、無感情といった感情的疲労を起こしてしまうストレス反応の心理的症状のことをいいます。(※2)
特に介護職の仕事量の多さなどが原因となるケースが多く、膨大な事務作業と並行して利用者への質の高い介護を提供しなければならないといったオーバーワークが引き金となります。バーンアウトを起こした結果、介護の仕事に意義を見出せないまま仕事が手につかなくなってしまい、質の高い介護を提供することができないばかりか、自己肯定感が失われ、自身の現状に嫌気が差し休職、離職してしまうことも少なくありません。
 
また、強いストレスによる、バーンアウトからうつ病を発症してしまうこともあります。うつ病は完治するまでに長い月日を要します。その間、自身の感情コントロールがうまくできず、日常生活を営む上でも大変な生きづらさを抱えることになってしまいます。腰痛、バーンアウトや介護うつを起こさないために介護職が働ける環境を整備することが大事であり、それは日々のストレスの原因を明確にし、軽減や解消ができる方法を実践していくことが必要といえるでしょう。
 

介護職のストレスの原因は「業務量の多さ」

 
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介護職に多いストレスの原因には、「業務量が多い」ことが最も考えられる原因といえます。
 
介護職は、利用者への質の高い介護を提供するのはもちろんのこと、それらを日々「記録」に残すことが必要不可欠です。利用者へのケアを提供しながら、並行して事務作業もこなすことは決して簡単ではありません。満足に記録を書く時間も取れず利用者の対応に追われ、業務終了後に残業という形で記録を書くこともあります。
 
それ以外にも介護計画書や報告書類、施設運営のために必要な帳票類など、介護職が携わる書類というものは非常に多岐に渡ります。それらが介護職の大きなストレス要因となり離職に至ってしまうケースも少なくないのです。介護職の離職率が上がると一人ひとりの業務の負担は増すことになり、質の高い介護を行う余裕すらなくなり腰痛、バーンアウト、さらには介護うつなどを引き起こしてしまうのです。
 
人員不足が慢性化してしまうと、新たに介護職として従事する職員への教育が満足に行えないようになり、指示、教育が不十分なまま介護業務に従事することになります。その結果、自身が行っている介護が適切なのかどうかの判断ができず、相談しようにも「みんなが忙しいから相談もできない」状態に陥りやすくなります。
 
それにより介護職員は自分が適切なケアができているかどうか分からないまま心理的に孤立して働くことが強いストレスとなり、離職へと繋がってしまいます。
ほかにも、見よう見まねで身体介護を行った結果腰痛を引き起こし、介護職として働けずに離職に至るケースもあるのです。
 

介護職のストレスへの対処法

ストレスとは、生きていくうえでゼロにすることは不可能だといわれています。
つまり、介護職もストレスを完全に除去することは困難ということですね。そのうえで介護職のストレスを軽減させるために必要な対処法には、以下のことが考えられます。
 

1人で抱え込まず相談できる環境を作る

ストレスを抱え込んでしまう介護職に多いのが、「誰にも相談できない環境」にあることが挙げられます。自身の介護のやり方で分からないことや仕事に対する悩みなど、誰かに聞いてほしい、教えてほしいことでもみんなが業務に追われてしまうことにより、相談ができなくなってしまうケースが少なくありません。その結果、「どうすればいいのだろう」といった疑問、不安を抱え、それがストレスとなります。
気軽に相談や質問ができる環境があると、分からないことでも他の介護職とそれを共有できるためストレスの軽減を図ることができ、精神的に安心した環境で働けることはもちろん介護職としてのスキルアップも期待できるようになります。
 

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ボディメカニクスを活用する

介護職が抱えやすいストレス反応のひとつに腰痛があるということは先述しましたが、業務の忙しさに加え「適切な方法を知らない」まま身体介助にあたること自体がストレスとなり、さらに身体的な負担が増して腰痛を発症してしまうことが考えられます。
 
人間の本来の動きを意識したボディメカニクスを活用すれば、身体的な負担が減るだけでなく利用者に対する観察力向上にも繋がりますので、適切な介護方法を導き出しやすくなります。これもまた、事業所ですぐに確認できるような動画を用意しておくと、介護職全員で共有でき、分からないときはすぐに聞ける環境を整備することが有効といえますね。
 

業務負担を減らす

介護職のストレスの原因として最も多いといえる業務に対する負担の大きさを減らすことは、介護職の労働環境からくるストレスへの対処法において最も効果的といえるでしょう。
しかし、利用者に対するケアは質の高さを維持、追求する必要があるため負担を減らす工夫はできたとしても業務量自体を減らすことは困難といえます。
つまり負担を減らせる業務内容としては、利用者に直接関わる以外の部分が焦点になってきます。
 
その中でも記録に関するものは業務を圧迫している割合が大きい傾向がありますので、記録に対する負担を減らすことは介護職のストレス軽減への対処法として非常に効果的といえるでしょう。
書く内容を明確にして無駄な記録を省く、業務時間中に記録を書く時間を確保するよう介護職全員で環境を整えるなどの工夫をし、負担を軽減できれば大きなストレスの減少に繋げることができます。その結果職場環境が改善し、離職や休職に繋がる腰痛、バーンアウト、介護うつといったストレス症状を予防することができるでしょう。
 

さらに介護職のストレスを減らすにはICT化が有効

 
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介護職のストレスの軽減のために業務負担を減らすには記録を効率化することが有効ですが、やはり書くといった作業には一定の労力が伴います。また、記録類の保管を紙媒体で行うことになるので書類を探す、調べるといった時間もまたさらにかかってきます。
 
その工程にかかる負担を減らすには、介護の記録をICT化してしまうことは有効な手段となります。そのほかにも、介護職がストレスを一人で抱え込まないよう相談しやすい環境を整えるのもICT化することで離れた場所でもやり取りができるため有効ですし、ボディメカニクスの動画などもスマホやタブレットなどの端末から確認、共有できれば介護職ひとりにかかる業務の心理的負担は軽減できるでしょう。
「ほのぼのNEXT」の記録システムはそれらが可能なほかにも、記録を音声入力できるという非常に介護職には嬉しい機能があります。書くという作業を音声で行うことで、大きな業務負担の軽減に繋げることが期待できます。
 

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まとめ

介護職のストレスの原因は「業務量が多い」「業務負担が大きい」ことです。ストレスから腰痛、バーンアウト、介護うつなどを引き起こし離職、休職に至るケースがしばしばあります。
業務量の多さから、介護職が相談できずに孤立してしまうことも多く、さらにストレスが大きくなってしまうため、業務の効率化を図って業務量を削減し、介護職のストレス軽減を図ることが必要です。
業務負担を軽減するには記録のICT化を図ることが有効で、「ほのぼのNEXT」のCarePalette(ケアパレット)はタブレットによるその場での記録が可能となり、記録のシステム化で利用者の情報を職員間で簡単に共有ができるだけでなく、Voice fun mobileで記録を音声入力できるため、業務負担の軽減に大きく貢献できると考えます。
介護職に従事する職員は、多くが理想的なケアを行いたいと考えながらも、環境が整っていない現状に苦しみ、ストレスになっています。介護職という素晴らしい仕事を胸を張って行えるようするためにも、業務負担の効率化を図りストレスを軽減させることが必要でしょう。
 

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参考URL:
※1東京大学 介護士の頑固な腰痛 心身のストレス反応と腰を大事にする行動が強く関係
※2関西学院大学 介護職員のバーンアウト要因についての一考察

 
※コラムの内容については、掲載当時のものです。

 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
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